
この記事は空手に10年以上取り組んでいる人や、年齢が40代以上で、今も空手を続けているが組手がなかなか上達してこない人に向けて書いています。
これはもしかしたら、これからの空手上達法の新定番になるかもしれません。 名づけて「空手稽古法2.0」(安直なネーミングだ・・・)
目次
何もかもが頭打ちとなる40代

年齢が40代ともなると、結婚して子供がいたり、子供の進学や就職に頭を悩ませたり、仕事が忙しかったり、休日は家族サービスをしなければならなかったり、なかなか若いときのように空手の稽古に没頭することが出来なくなってきます。
そんな40代でも、空手が上手くなりたい、型がもっと上手にできるようになりたい、組手で勝てるようになりたい、 同じ世代のヤツには負けたくない、若いヤツにはもっと負けたくない!と思い練習している人は、私だけではないでしょう。
体力も落ちてくる、体も疲れやすくなってくる、若いときのように動けない、無理をすると直ぐに体を痛める、などなど、加齢と共に出現してくる厄介なこれらの「老化現象」に振り回され、空手って、こんなやり方でいいのか?と自問自答し、空手発祥の地、沖縄の空手を研究するようになり、ある程度の答えは見つかったものの(長年の鍛錬による手足の武器化)、あまり納得がいかず、年をとったらもういい加減やめた方が良いのか、と考えることも多くなってきました。
実際、道場で指導もしながら稽古もしていますが、
- 最近、いくら稽古しても上達した実感がない、
- 実力が頭打ち、
- 相手の突き蹴りが見えない、分からない、
- 見えたとしても、体がついてこないため、避けられない、
空手を続けていても、40代に入ってくると、こういった悩みが出てくると思います。
ですが、40代における空手の悩みは、動体視力トレーニングをすれば、ほとんど解決できてしまうという結果が出ました(私独自の実験実証結果)。
動体視力トレーニングとは、ただ単に眼筋を鍛えるだけのトレーニング方法ではなく、脳機能を向上させることによる運動機能向上も含めた、(たとえるなら)脳内OS のバージョンアップであるといえます。
パソコンやスマホでも、OS がバージョンアップされれば、処理速度は大幅に向上するため、今まで以上により複雑なことが速くできるようになるのは当然のことであると皆さんお分かりでしょう。
私の経験から、動体視力トレーニングを行えば、それと全く同じような現象が起こると言えます。
40代になっても空手に取り組み続けている人は、空手というリソースをすでに多く持っているため、脳内OSがバージョンアップをした時、より大幅な上達が実感できる、というわけです。
動体視力トレーニングを取り入れた空手の稽古、これが私の考える「空手稽古法2.0」です。
40代であるあなたにとって、この動体視力トレーニングを取り入れた「空手稽古法2.0」は、名誉挽回、起死回生の奇跡の復活劇になるかもしれません。(大げさw)
その根拠となる理由を3つ、ご紹介します。
1つ目:体に負担をかけることなく空手の上達が見込める

動体視力のトレーニングですから、ビジョナップの場合、ただこのメガネを掛けて練習するだけです。
筋トレや走り込み、激しい組手練習など、年齢的にきつくなってくるこういった稽古に頼らなくても良いのです。
特に40代後半に差し掛かってくると、体の調子がガクッと変わるときがやってきます。
私の経験で申し訳ないのですが、私は43歳できました。
腕力が急に落ちて、今までのように力が出てこなくなりました。これはショックでした。
寒いときに、急に体を動かすと、直ぐに足が吊ったり、肩や腰を痛めたりするようになりました。
45歳くらいからは、視力がかなり落ち、遠くのものだけでなく、近くのものも見えづらくなってきました。
毎日自宅で必ず稽古をしていましたが、稽古をすればするほど、体の疲れが取れず、体の柔軟性もなくなり、硬くなる一方でした。
あるとき肩の腱を痛め、起き上がることも困難になり、しばらく病院に通いました。
これは1年くらい掛かって、ようやく治りました。
そして今では、もうほとんど自宅で稽古はしていません。
こうやって書いていくと、本当に空手なんて、もう無理!と思いたくなるほどです。
ですが、こんな状態の中で、たまたま偶然ビジョナップに出会い、動体視力トレーニングを開始し、
その結果、3ヵ月後には組手が上達していたのです。
これについては、私の検証結果
をご覧ください。
2つ目:脳機能を向上させることになるので体力はあまり関係がない

動体視力トレーニングは、脳機能の向上によるところが大きいと思います。
目から入ってくる情報量が格段に多くなりますから、それに吊られて脳の処理機能も知らず知らずのうちにアップしてきます。
空手で例えてみましょう。
今までは相手の突きが見えなかったり、見えていたとしても避けられなかったりしていたところ、動体視力トレーニングにより、
- DVA動体視力(横方向の動きを識別する能力)、
- KVA動体視力(前後方向の動きを識別する能力)、
- 眼球運動(眼球をすばやく正確に動かす能力)、
- 深視力(正確に距離を認識する能力)、
- 瞬間視(瞬間的に多くの情報をつかむ能力)、眼と手の協応動作(眼で見たものに素早く反応する能力)
これらの視覚機能が向上する為、今まで気付かなかった相手の細かい動作が、視覚から捉えられるようになり、無意識のうちに、相手がどういった動作をするかを前もって瞬間的に分かる為、相手の突きが避けられるようになっていきます。
つまり、これから更に組手を激しく練習するとか、より強い人に組手で挑むとか、更に素早く動く為に筋トレを課すとか、そういったトレーニングで身を削る思いをすることはもうない、という事です。
今まで散々やってきましたものね。
40代、50代でもこんなことを続けていれば、身体が持つわけがありません。
それは「鍛錬」とは呼ばず、「破壊行為」といいます。
この考え方の転換も大事でしょう。
若い頃から行ってきた今までどおりの稽古では、あなたの体は確実に「破壊」されていきます。
前項で私が身を持って経験したことを書きました。
ですから、私からもお願いします。
もう「鍛錬」と称する「破壊行為」を止めてください。
私が提唱するこの動体視力トレーニングを取り入れた「空手稽古2.0」を一度試してください。
3つ目。40代以降にこそ上達が見込めるメソッドである。

私の経験や、私の師匠の経験から、40代は一番身体の変化が激しいときだと思います。
動けなくなってくる、疲れが取れなくなってくる、体力的に向上してこない、こういった状況から精神的にも追い込まれていく・・・。
武道って、こんなものなのか・・・!?
年をとったら出来なくなってくるなんて、スポーツと変わらないじゃないか!?
年齢に関係なく、強くなれるのが武道ではなかったのか・・・。
かなり思い悩みました。
道場でも、空手については、私のほうが知識も経験も豊富にありますが、若いヤツらの体力や気力に推された組手には、ちょっと手こずったりします。
試合では、自分よりも体が大きいヤツだと、もう押されっぱなしになります。
もちろん、金的や目付きなど、実戦を想定したら、まだまだいけると自分では思っていますが(単なる思い込みですね)、今までと同じ内容の稽古を自主トレしたところで、果たして良いのか?と考えてしまいます。
空手が上達するのが先か、体が壊れるのが先か、そんな綱渡りのような稽古で、果たして武道と呼べるのでしょうか?
そんなときに見つけたのが、このビジョナップでした。
これを見て最初に思ったことは、「タキサイキア現象」でした。
相手の攻撃がスローに見えたら、これは凄いことになる!そんな期待を込めて購入しました。
結果としては、そんなことは起こらなかったのですが、思いもよらない、全く別の理由で、知らず知らずのうちに組手が上達していたのです。
- なんだか、相手が良く見える、
- なんだか、相手の攻撃を捌くことが出来ている、
- なんだか、相手よりも早く動くことが出来る、
こういったことが私には起こりました。
後で考察してみましたが、どうやら動体視力トレーニングとは、単純に目を鍛えるだけでなく、脳の認知能力を向上させることが本当の目的なんだ、とわかりました。
筋トレをしたわけでもなく、
ランニングで体力をつけたわけでもなく、
激しい組手を稽古しまくったわけでもありません。
1週間で2~3日程度、1日1回15分まで、これを3ヶ月。
それを自宅で、私の部屋の中で行った。
ただそれだけでした。
前項で「ビジョナップを使った動体視力トレーニングにより、視覚機能が向上する為、今まで気付かなかった相手の細かい動作が、視覚から捉えられるようになり、無意識のうちに、相手がどういった動作をするかを前もって瞬間的に分かる為、相手の突きが避けられるようになっていきます。」と書きました。
もちろん、こうなるためには、今まで培った空手の経験が必須です。
今までの稽古から、相手の攻撃に対してどのように動いたらよいか、空手の技をどのように使うのか、そういった経験値がインストールされているからこと、バージョンアップしたときの効果が大きいのです。
ビジョナップを使えば、これらの経験値が一気に花開き、飛躍的に予測能力を向上させることが出来るからこそ、相手が良く見え、相手の攻撃が捌け、相手よりも早く動くことが出来るようになるのです(私の実証実験結果から)
40代になっても、まだまだ空手を続けたいあなたにとって、もっとも必要なトレーニングは、
実は動体視力トレーニングだったのです。
実際に使っている選手のインタビュー

まずは私が行った3ヶ月ビジョントレーニングの結果をご紹介します。
私が行った実証実験結果については、こちらの一連の記事を参考にしてください。

公式サイトにあるオリンピック選手・スポーツ選手の実際の声です。
プロ野球 日本ハムファイターズ 近藤健介選手
スイスサッカー 代表チームGKヘッドコーチ Mr. Patric Foletti

チェコクレー射撃代表 2008年北京五輪金メダリスト Mr. David Kostelecky

女子プロテニス 西郷幸奈選手

まとめ

これからは、どんな種類のどんなスポーツや格闘技、武道でも、ビジョナップをつけてあらゆる練習をすることが、今後の主流になってくるように思います。
あらゆるトレーニングの中で、脳機能の向上に勝るものはないでしょう。
かなりの短期間で、視覚機能向上、それに伴う運動機能向上を達成できるのは、
ビジョナップを使ったスポーツビジョントレーニング以外、考えられません。
特別なコーチをつけることもなく、自宅で、一人で、ナイショで、いつの間にか、いきなり、上達することが出来ます。
空手の稽古でも同じです。
まずは自宅で3ヶ月トレーニングを行い、その効果を実感してみる。
その後は、約束組手のときやマス組手の稽古のときに使って、より実践的な稽古をしてみます。
型稽古をするときにも私は使っています。どういった効果があるか分かりませんが、視覚を制限されている中で、空手の動作を行うことは、空手上達の意味があるのではないかと考えています。
というわけで、
21世紀型、空手上達のための新メソッドとして、
ビジョナップを使った「空手稽古法2.0」をここに提唱します。
(相変わらず大げさである・・)