動体視力をアップさせることは、空手の組手において有効か?

空手で動体視力は必要か? 動体視力

空手において、動体視力を高めることは、自分のパフォーマンスを上げることに繋がるのでしょうか?

この記事では、空手と動体視力の関係について書いていきます。

また、動体視力を高める方法についてもご紹介します。

 

空手に動体視力は必要か?

空手に動体視力は必要。猛禽類は動体視力がよさそうだ。

 

空手に動体視力は必要でしょうか?

相手の突き蹴りが良く見えて、それが捌ければ、自分にとって有利でしょう。

それにはまず、相手の動きが「見える」ことが大事だと思われますので、動体視力が必要のように思えますが、果たしてどうでしょうか。

相手の動きが良く見えて、目で追えたとしても、全ての突き蹴りが避けられるとは思えません。

なぜなら、見えたとしても、体がついてこなければ無理だからです。

動体視力以外にも、それを認識した後、体が動くように常に練習していなくてはなりません。

また、私の経験からですが、組手のとき、相手の突き蹴りが、完全に見えて把握している、というわけではありません。

大雑把に全体を把握しようとして見ていると、相手の体の動きかから、大体の予測をして、相手の攻撃を避けているように思います。

しかも100%避けきることは、まず無理でしょう。

また、相手の攻撃を集中して見ようとすると、目が緊張し、それにつれて体の動きも硬くなります。

相手の突きをしっかり見ようとすればするほど、目を緊張させ、体が動かなくなり、相手の攻撃の変化に対応出来ません。

また(視力検査という意味で)目のよい人と悪い人がいますが、目の良い人でなければ、そもそも相手の突き蹴りを捉えることが出来ないのではないでしょうか。

こう考えてみると、空手の練習で、動体視力を鍛えることは、あまり必要ないように思われます。

むしろ、動体視力よりも、通常の視力を高めるほうが良いのではないかと思われます。

ただ単に、動体視力を、「物体を目で追う能力」と考えているので、このように考えてしまうのですが、もしこれが、相手の動き出しや、ちょっとした変化による軌道の変化を見落とさない、または見ようとしなくても、ついつい見えてしまうこと、だった場合、動体視力は有用だと言えます。

 

空手では、動体視力だけでなく、反応できなければ意味がない。

空手にとって必要な能力を考えているのですから、この場合、「見えること」だけでなく、「認知する」ところも考えなくてはなりません。

例えば、相手の構えからのわずかな動きが、突きなのか、蹴りなのか予測でき、さらに、そうであれば、その攻撃を避ける、捌く、逆に迎撃する、など、判断、行動までの一連の関係が、一瞬にして成立するところまでトレーニング出来なければ、単なる動体視力の向上だけでは、意味がないことになります。

つまり、空手に必要なトレーニングとしては、

見える → 認知する → 判断 → 行動(避ける、捌く、迎撃する)

の全てを考えなくてはいけないことになります。

この考えに基づき、どうすればそのようなトレーニングが出来るのか、これから考えていきましょう。

そのためには、まず第1に「見える」ところから考えて行きましょう。

と言うわけで、まず始めに、「視力」とはいったいどういうものか、調べていきましょう。

 

「視力」「動体視力」「視覚能力」について、ネット検索してみました。

 「視力」等について、ネット検索して見ました。

■視力とは

視力(しりょく)とは、目で物体を識別できる能力のことである。

Wikipediaより

■動体視力とは

目および対象物が静止している場合の視力を静止視力と呼ぶ。これに対して動いている物体を、視線を外さずに持続して識別する能力を動体視力と呼ぶ。動体視力には横方向の動きを識別するDVA動体視力と、前後方向の動きを識別するKVA動体視力がある 。

・DVA動体視力(DVA:Dynamic Visual Acuity):等距離を保って左右へと横に移動する目標を認識する動体視力。

・KVA動体視力(KVA:Kinetic Visual Acuity):距離が前後方向に移動する目標物を認識する動体視力。

Wikipediaより

球技に関する能力の多くは動体視力と密接な関係があると言われ、訓練により動体視力は向上する。動体視力と静止視力は全く別のものと考えられており、静止視力が高くても動体視力が高いとは限らない。

Wikipediaより

動体視力は年齢とともに低下するため、75歳以上の運転者が運転免許を更新する場合に義務付けられる高齢者講習では、運転適性検査の一つとして動体視力検査が行われている。

Wikipediaより

■視覚能力とは

可視光線 (波長 380~760nm) の受容によって現れる光の明暗や色に関する感覚をいう。広義には,事物の色彩,形や,それらの奥行,運動などを弁別,識別することを含む。したがって,視覚は光感覚,色感覚のほか,奥行知覚 (立体視) ,運動知覚 (運動視) などを包括する。視覚の受容器は網膜の錐状体と杆状体で,これら受容器に生じた興奮は視神経によって中枢に伝えられ,大脳皮質の視覚野に達して視覚となる。

(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説より)

 

さて、重要なところは太字部分、「訓練により動体視力は向上する。動体視力と静止視力は全く別のものと考えられており、静止視力が高くても動体視力が高いとは限らない。」です。

動体視力を向上させるには、練習すればよいと言うことが分かります。

そして、静止視力と動体視力は違う、ということも書いてあります。

ただ単に視力検査で視力がよいだけでは、動体視力が良いことにはならないことが分かります。

高いお金を出して、目を手術しなくても良いと思うと、ホッとしますね(笑)。

また、「動体視力は年齢とともに低下するため、・・」とあり、年を取るごとに動体視力は低下すると言うことも分かります。

ですが、訓練により動体視力は向上する、のですから、あきらめることも無いですね。

シニア空手家には朗報です。

以上から、空手に必要な視力とは、動体視力であり、トレーニングで向上させることができる、と言うことがわかりました。

なんと希望が持てる結論でしょうか!

嬉しくなります。

 

具体的なトレーニング方法

具体的な空手のトレーニング方法とは?

 

それでは具体的なトレーニング方法について、見て行きましょう。

■:動体視力ゲーム

ネットで「動体視力」と検索すると、動体視力を鍛えるとされる動画やゲーム等が多く出てきます。

面白いのでやってみるのですが、私の場合、結構成績が良いです。

動体視力が良い、ということなのでしょうか。

ですが、これはパソコンの前に座って、目だけを鍛えています。

ゲームをやる人であれば、このトレーニングは有効かもしれません。

ですが、空手では、組手等の動きの中で、相手の突き蹴りを捌きたいわけですから、ゲームや動画では、空手に必要な動体視力のトレーニングになっているのかどうか、実はよくわかりません。

前述したとおり、空手に必要な能力は、

見える → 認知する → 判断 → 行動(避ける、捌く、迎撃する)

ですから、画面上のゲームとして取り組んでも、空手での効果があまり期待出来ないと思われます。

 

■:ビジョントレーニング

ビジョントレーニングと言うものがあります。

検索していただければ、いろいろな動画や解説が出てきます。

もうすでに知っている方もいらっしゃると思います。

スポーツ選手も取り入れているのですから、これは効果がありそうです。

これはいいかもしれません。

ですが、それなら相手をつけてマス組手をするほうが、もっと効果があると思います。

少しゆっくり目で突き蹴りをしてもらい、それを実際に捌く練習ですから、空手の実技に直結します。

見える → 認知する → 判断 → 行動(避ける、捌く、迎撃する)

という一連のトレーニングが全て出来ます。

ですが、これではいつでもどこでも、また欲を言えば、ナイショで、一人で、練習することが出来ませんね・・・。

結局、通常のこういった練習方法しかないのでしょうか・・・。

 

画期的な視覚トレーニング機器か?

空手の練習において、画期的な動体視力トレーニング法、ビジョナップ。

 

といろいろと調べているうちに、実はこんなものを見つけました。

世界初の動体視力トレーニングメガネ「Visionup」

Visionup=ビジョナップというのですが、どうやら、動体視力を鍛えられるということです。

「フィルムLCD液晶点滅式の世界でも唯一のトレーニング機器」ということが書いてあります。

フィルムLCD液晶点滅式とは、いったいどういうことでしょうか?

「メガネのレンズ部分が、見えたり、見えなくなったり、を繰り返し、視野を断続的に遮断して見え難くすることで、脳を活性化し眼筋を鍛える」ということらしいです。

点滅の速さや長さも変更でき、それによって、集中力を高めたり、眼筋を鍛えたり、また、ボールやお手玉を使って、動体視力を鍛えたりと、さまざまなトレーニングが出来るそうです。

しかもなんと、1回15分、1日おき(週に3回程度)の頻度で、おおむね1ヶ月トレーニングすると、パフォーマンスにつながる効果を実感できる、とあります。

2~3ヶ月使用すると約2ヶ月間効果が続く持続効果が出てきますので、3ヶ月のトレーニングをおすすめしています。と言うことらしいです。

(上記、ビジョナップサイト内https://visionup.jp/faq FAQ よくある質問より)

 

説明を読む限りでは、これはかなり画期的なグッズと言えます

もし、このメガネをつけた状態で、マス組手を行えば、

見える → 認知する → 判断 → 行動(避ける、捌く、迎撃する)

といった条件を全て満たしたトレーニングが可能です。

また、自宅で、付属のボールを使ったトレーニングをすれば、少なくとも、体を動かしながら動体視力向上のトレーニングが出来るので、やはり上記条件を満たします。

自宅でこっそり、ナイショで、上達する方法が手に入るわけですね!

さて、値段はいくらかな?と見てみると・・・、

・・私には、ちょっとどうしようか迷う値段でした。

何日か考えて、迷った挙句・・・、

買うことにしました!!

と言うわけで、

注文。

商品が来るのが楽しみです。

 

まとめ

まとめ。

 

今回は動体視力について書いてみました。

  • 空手には動体視力は必要かどうか、考えました。
  • 視力とは、動体視力とは、視覚能力とは何か、を調べ、静止視力が高くても動体視力が高いとは限らないことが分かりました。
  • そして、動体視力はトレーニングで高めることができることがわかりました。
  • そこから、具体的なトレーニング方法を調べ、ついに画期的なグッズ「ビジョナップ」にたどり着きました。

ビジョナップについては、今後商品レビューを書きます。

そして実際に使って、本当に動体視力がアップするか、検証していきます。

私もとても楽しみです。

今後、ご期待ください。